ここでは私が行う実験の方法をまとめる。
2つのことについて実験をおこなう。
検証1:能動的な「在り方」のコントロール
能動的な在り方のコントロールとは、もっとこうなりたい、ああなりたいという自身の内から湧き上がる気持ちをスタートとする。
例)お金持ち
※あり方とは行動ではない。感じ方、心の持ちようなどである。
例)大らか、自由、幸せ、のんびり、せかせかしない、寛いでいる、寛容である、時間がたっぷりある、季節を味わう余裕がある、優しい、温かい
あり方を保つのいうのが結構難しい。実際にはこんな感じ。
例)朝、散らかった部屋を見てげんなりした瞬間
なりたい自分の在り方をイメージする。(事前に写真などを見てイメトレしておくとスムーズにできる!)
(気持ちがいい、清涼感、清潔感、整っている、余裕がある、自由がある・・・)
その感覚、在り方を保ったまま生活の中に戻る。
検証2:受動的な「在り方」のコントロール
日常生活の中で、腹の立つ出来事などによって感情がさざめくことがある。
この感情のさざめきを敏感に捉えて、自分がどんなあり方をしているのかを意識的に捉え直すことを、受動的な在り方のコントロールとする。
なお感情のさざめきとはムカつき、イラつき、激昂、不満など負の感情とするものや、喜び、楽しみ、ワクワク、満足などの正の感情を含むあらゆる感情を感じることをいう。
(負の感情の場合)どんな考えが自分を苦しめるのか、何に気に入らないのか、どこが怒りのポイントとなっているのかを明らかにする。
もしかしたらそれは複数の考えかもしれない。
例)上司に納得がいかない事を言われた。休日になってもずーっとそのことをぐるぐる考え続けてしまう。よくよく考えてみれば会話の内容ではなく、上司が私の存在を軽んじているような気がすること。私はそれが許せない。
(正の感情の場合)どんな考えが自分を喜ばすのか、何が素晴らしいのか、どこが気に入ったのかを明らかにする。
例)ある漫画を読んでいたく感動した!この作品の何がこんなに気に入ったのか!?この作者のこの心意気に私は深く共感する!!
自分にとってふさわしいものなら、意識的に発見した新しい「在り方」を自信を持って受け入れる。ふさわしくないものなら捨てる。その際、より良い「在り方」を発見したのなら、それを選び取る。