将棋ファンの間で「罰ゲーム」と称される「勝者の記念撮影」とは一体なんなのか!?
今回はこの将棋界、王将戦名物と言われる「勝利のコスプレ写真」について調べてみました!
また、Yahoo!記事を流し読みしていた筆者が思わずコーヒーを吹いた、うさぴょん羽生棋士の写真についてなぜそんな写真が撮られたのかその意図を考察してみたのでぜひチェックしてみてください!!
- 「勝利のコスプレ」とは何か!何が目的?いつから始まった?
- うさぴょん羽生棋士の写真が撮られた意図を考察
「勝者のコスプレ」って何?目的は?いつからあるの?
将棋界の8第タイトルのうちの一つ、王将戦。
この王将戦の際にイベントとして設けられているのが”勝者のコスプレ”もとい「勝者の記念撮影」なのです!
七番勝負の各対局の勝者が終局直後と翌朝に、各局会場にちなんだ衣装に着替えて写真撮影!
その写真は主催者であるスポーツニッポンの1面を飾る、というのが恒例になっています。
その準備は対局前から始まります…!
主催者であるスポニチ開発局のカメラマン、開催地の人たち、関係者と協議して、地元の特産品や観光地などを意識した撮影計画を用意、複数の選択肢の中から撮影場所を借りる交渉などを行ない…
その上で、真剣勝負中の棋士の負担にならないことを第一に、対局後、勝者棋士の承諾を得ながら決まっていく、という流れになっています。
主催者であるスポーツニッポンは恒例となっている「勝者の記念撮影」について
- 将棋ファンや開催地の人たちを喜ばせること
- 開催地の特産品や観光資源をアピールすること
と話しています。
が、翌日のスポーツニッポン紙面を飾るということから
- スポニチ購買促進のため
も目的と言えるでしょう。
三十年以上前から始まったとされていますが、「昔過ぎて覚えていない」と主催者であるスポニチは話しており、正確なことは分かりません。
撮影が始まったきっかけについては「記念撮影第1号」とされる中村修九段が、
「それまでの王将は中原(誠・十六世名人)先生や米長(邦雄・永世棋聖)先生と大棋士ばかりだったのが、期待の若手だった私が王将になったので頼みやすかったんでしょう」
と話しており、当時23才の期待の若手棋士の勝利がきっかけになったようです!
羽生9段の寝起きうさぴょん姿
2023年第72期王将戦、藤井聡太王将 VS 羽生善治9段の戦いより生まれたこちらの写真!
…どうしてこうなった!?
なぜかグラビアアイドルの撮影のような進行に
「私の年齢で意味あるんでしょうか?もう50代なんですけど」
と大笑いしながらポーズをつくる羽生9段は以外にもノリノリ!!
サービス精神豊富、NGなしのトップ棋士の人柄の良さがよく分かります!!
実は羽生棋士は自宅でウサギを飼っている、大のウサギ好き!!
羽生棋士公式のツイッターでも可愛いウサギちゃんの姿を拝見することができます!
また、羽生棋士はこの王将戦第4局に羽織の裏地、羽織ひも、草履の鼻緒にウサギがあしらわれた“ウサギ推し”の勝負服で挑んだという裏事情もありました!
ウサギ愛を全面に押し出す羽生棋士に対してスポニチも、「ウサギ好きである羽生棋士なら、ウサミミも快諾してくれるのでは…!?」という読みがあったのかも知れませんね!!
かくしてその読みは大当たり!!うさぴょん羽生棋士のグラビア撮影に成功したというわけです。
まとめ
将棋界、王将戦名物と言われる「勝利のコスプレ写真」について調べてまとめました。
将棋界は将棋がわからなくても楽しめるようなファンサービスが多彩で、敷居をなるべく高くしない所が素敵ですね!
トップ棋士自らそのサービス精神を体現していることが素晴らしいと思います!!
いよいよクライマックスの王将戦、その勝負の行方はもちろん、勝者のコスプレ姿も見逃せません!!ぜひ楽しみ尽くしちゃいましょう!!
最後までご覧いただき、どうもありがとうございました!